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毛利家御居間・三府御門保存修理

佐伯市指定有形文化財  平成22年8月23日
所 在 地:佐伯市大手町1丁目2番地25号
所 有 者:佐伯市
建築年代:御居間・・・明治23年6月23日上棟  三府御門・・・文化2年
構造・規模:御居間・・・木造平屋建 寄棟造り 桟瓦葺き
      三府御門・・木造薬医門 切妻造り 本瓦葺き・桟瓦葺き(脇門部)
修理期間:平成23年8月~平成25年3月(報告書は平成27年3月)

 明治4年廃藩置県が挙行され、毛利家の私有地となった三の丸跡地に、明治23年(1890)に御居間を上棟。毛利家13代の居宅として明治40年まで使用された。その後昭和期には料亭に管理委託、海軍士官社交クラブにも利用され、大戦中は山本五十六元帥も来訪したとある。この頃地下防空壕を設置する。
料亭本館等解体され、三室の御居間と大広間・土蔵に御門が残存。今回の修理で大広間・土蔵は除去した。物置用途の部屋が6帖の御化粧の間と呼ばれたことも判明した。





南側外観(修理前)

御居間8帖(床の間)

三府御門(修理)